時々、WebサイトやFTPサイトにてファイルをダウンロードできる場所に、
「MD5SUM」や「SHA1SUM」と書かれた、以下のようなもの
 
MD5SUM: 196e2c6f7a875373dacaaeb2b0b37117
SHA1SUM: e73a9d82ea529b25938de049679c1ab1687d2979
 
が掲載、又は、テキストファイルでダウンロードできます。
 

これは、ファイルのハッシュ値(チェックサム)で、以下の2つを比較して、
 
・ダウンロード元に掲載されているハッシュ値
・ダウンロードしたファイルから計算したハッシュ値
 
同じである場合、ダウンロードしたファイルがオリジナルファイルと同一
であることを確認できます。
 

ちなみに、
 
・「MD5SUM」が128ビットのハッシュ値
・「SHA1SUM」が160ビットのハッシュ値
 
ですので、両方とも掲載されているサイトの場合は、
「SHA1SUM」の方だけ使えばよいです。
 
参考サイト
2005/06/23 FTPサイトに置かれているSHA1SUMとは
 

私は、この「MD5SUM」や「SHA1SUM」の確認用として、
非商用利用時フリーソフトの以下のソフトを使っています。
 
HashTab
http://implbits.com/products/hashtab/
 

このソフトをインストールしますと、
ファイルのプロパティ画面に「ハッシュ値」タブが追加されます。

そして、この「ハッシュ値」タブに切り替えると、
自動的に各種ハッシュ値が自動計算され、表示されます。

このとき、「ハッシュ値の比較」欄に比較対象のファイルのハッシュ値を
貼り付けると一致するか判定してくれます。

また、クリップボードにハッシュ値をコピーしている場合で、
照合結果が一致する場合は、自動的に「ハッシュ値の比較」欄に
貼り付けられて照合OKとなります。

例えば、ファイルサイズが数GBある、FTPサイト等でダウンロードした、LinuxのDVDイメージ(ISOファイル)の
ハッシュ値を確認する場合、計算に少し時間がかかりますので、
予め、ダウンロード元から取り寄せたハッシュ値を、クリップボードにコピーしておきますと、
ハッシュ値の計算が終わった瞬間にクリップボードのものと照合が行われ、
照合OKなら自動的に表示されます。

以下は、実際にハッシュ値の照合を行ったときの画面です。
hashtab-201507-01
 
今回の紹介は、以上となります。